イライラや生理不順、不眠などでお困りの方
生理痛、生理不順
原因
一般的には精神的ストレスや、子宮内膜症などの婦人科疾患も理由に挙げられますが、器質的変化がない場合は、骨盤のズレや腰痛、冷え性などが原因となっていることがあります。
検査法
骨盤のズレの検査としては、立位の検査を行い動きが悪い方向を見つけます。
腰痛がある場合はどの筋膜に癒着があるか、腰痛専門の検査を行います。
冷えやむくみは手足の末端の温度やむくみ具合を確認します。

施術法
基本的には骨盤周りの癒着を取っていきます。冷えやむくみを併発している場合は、骨盤の中の内臓同士の癒着や、骨盤内部にある筋膜の癒着を解除します。むくみがある場合は鼠径部やふくらはぎの癒着を取っていきます。

便秘
原因
一般的には、水分摂取不足・偏った食事・運動不足が挙げられます。特に筋力低下になると内臓の働きが悪くなり便を押し出す力が弱くなります。意外かもしれませんが、太ももの裏の筋膜の癒着が腸の働きを悪くします。
検査法
下腿の検査と下腹部の検査をしていきます。大腿部外側また下腹部に腹に癒着があるかどうか確認していきます。また姿勢の悪さも内臓の不活性を起こすので、立位の前後、左右、回旋の動きも診ていきます。

施術法
大腿部外側と下腹部の癒着を取ることがメインになりますが、背中全体の癒着も解除の対象になります。筋力低下している方は表面の癒着はありませんが、全体的に深部の癒着が多発しているため、深めの癒着解除が必要です。

汗をかかない
原因
一般的に汗をかかない生活をしていると、汗腺が退化し汗が出にくくなっています。汗腺の退化は筋膜の癒着と、むくみなどの汗腺の阻害因子が原因であると考えています。
検査法
汗をかきにくい体を調べるには、背中や脇の下などの汗腺が集中している部分の触診と、むくみやすい体質を調べる、ふくらはぎや鼠径部の触診で判断できます。

施術法
背中の薄い筋膜の癒着解除と、自律神経の影響を受けやすい背骨の周りの癒着解除をメインにおこないます。またむくみと癒着が起こりやすい下半身の部位の癒着解除も合わせておこないます。

イライラする
原因
カルシウムが足りないことが原因と言われますが、ストレスが溜まると呼吸が浅くなるため、背中やお腹の筋膜の癒着し、酸素の供給量が著しく低下するために起こります。また噛みしめる癖も原因と考えています。
検査法
お腹と背中の筋膜の癒着で起こる、体の回旋動作の鈍りがないか確認します。
また呼吸が浅くなっているとお腹の表面が異常に硬くなるため、触診でお腹の緊張具合と、噛み締めで起こる癒着ポイントも合わせて確認します。

施術法
背中の表面の癒着解除で大きな効果が現れます。それでも背中の緊張が取れない場合は、横隔膜の癒着解除をおこない、合わせて噛み締めポイントを一つずつ解除していきます。

眠れない
原因
一般的に睡眠ホルモンの分泌の低下や神経の高ぶり、合わない枕が原因と言われていますが、全身の筋膜の癒着解除で神経の高ぶりが治り、どんな枕にも適応できる体が出来上がります。
検査法
神経の高ぶり度合いは、首の動きと体幹の動きを座位と立位で確認していきます。その後、背中、首、お腹、胸、顔の筋膜の癒着度合いを触診で確認していきます。

施術法
背中全体の癒着解除後、お腹、胸の癒着を解除していきます。寝つきが悪い場合の最も重要な施施術部位は首になります。それでも首の緊張が取れない場合は噛み締めが原因になっているので、噛み締めポイントを解除していきます。
